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経営管理体制 明治安田生命 | 明治安田生命の現況 2017[統合報告書]

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0 2

経営管理体制

ガバナンス

相互会社運営 … … … 4 2 経営管理体制 … … … 4 7 コーポレートガバナンスへの取組み … … … 4 8 社外取締役インタビュー … … … 5 0 取締役・執行役・執行役員… … … 5 2 内部統制システム… … … 5 7 E R M・リスク管理体制 … … … 5 9 I T ガバナンス… … … 6 4 ディスクロージャー … … … 6 5

コンプライアンス

コンプライアンスの推進 … … … 6 6

明治安田生命の現況 2 0 17

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(2)

4 2 明治安田生命の現況 2 0 1 7

 「社員」お一人おひとりが会社の運営に直接ご参加いただくためには、「社員総会」を開催しなければなりませ ん。しかし、全国の約6 6 6 万人の社員のみなさまが一堂に会する「社員総会」を開催することは、現実的には困難 です。

 そこで、保険業法の定めるところにより、社員の代表として選出された「総代」で構成される「総代会」を設置し、 最高意思決定機関として決算書類の報告、また剰余金処分や取締役の選任など、経営に関する重要な事項につい て審議および決議を行ないます。

 保険会社の会社形態には「株式会社」と「相互会社」があり、当社は保険業法に基づいて設立された「相互会社」 です。

 相互会社とは、ご契約者

を「社員」とする社団法人です。ここでいう「社員」とは、社団法人たる会社の構成員の ことをいい、株式会社の場合は「株主」がこれに相当します。なお、平成2 8 年度末の社員数は約6 6 6 万人となってい ます。

 当社は「相互会社」形態で運営されている「みなさまの会社」です。「総代会」を中心に「総代候補者選考委員会」、

「評議員会」、「お客さま懇談会」の各機関が連携し「相互会社制度運営」の充実を図ることで、ご契約者のみなさ まのご意見・ご要望がより経営に反映されるよう努めています。

[相互会社制度 運営の仕組み]

情報開示

総代会 社   員(ご 契 約 者 )

会   社

総代候補者選考委員会

お客さま懇談会 事務局

評議員会

諮問 意見

意見要望等報告 審議事項報告

重要事項の決定 事業報告、決議事項の付議

評議員の承認

社員投票

︵総代選出︶

総代候補者選定

傍聴 選任 出席 意見要望

事業報告

総 代

意見要望等報告

意見要望

※ 剰余金の分配のない保険のみにご加入のご契約者を除く

相互会社運営

相 互 会 社 制 度 運 営 の 仕 組 み

総 代 会

第7 0 回定時総代会

平成2 9 年7月4日に開催された第7 0 回定時総代会において、次の事項の報告および決議が行なわれました。

報告事項

1.平成2 8 年度事業報告、貸借対照表、損益計算書、基金等変動計算書、 連結貸借対照表、連結損益計算書および連結基金等変動計算書報告の件 2.相互会社制度運営に関する報告の件

決議事項

第1 号議案 平成2 8 年度剰余金処分案承認の件 第2 号議案 基金募集および定款一部変更の件 第3 号議案 評議員承認の件

第4 号議案 取締役1 1 名選任の件

ガ バ ナ ン ス

経 営 管 理 体 制

0 2

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(3)

明治安田生命の現況(平成2 9 年7 月発行)【追補版】相互会社運営(P 4 2 )

第7 0 回定時総代会 (平成2 9 年7月4日) 開催内容 (概要)

 平成2 9 年7 月4日、ザ・プリンス パークタワー東京(東京都 港区)にて、第7 0回定時総代会を開催しました。

 当日は、平成2 8 年度の事業報告および決算概要を報告し た後、3 ヵ年計画「M Y イノベーション2 0 2 0 」の概要を説明 しました。

 ま た、相 互 会 社 制 度 運 営 に 関 す る 報 告 の な か で は、全 国 の支社等9 2 会場で開催した「平成2 8 年度お客さま懇談会」 に出席された総代から、「対面のアフターフォローの本質 を大事にしつつ、社会の変化等に応じて、新たな要素を取 り入れてほしい」「懇談会では年齢・性別・職業等が異な

る 出 席 者 が、そ れ ぞ れ の 立 場 か ら 積 極 的 に 意 見 を 述 べ て い た」等 の ご 意 見・ご 感 想 を い た だ き ま し た。 続いて、あらかじめ書面でいただいたご質問や当日席上でのご質問に回答したのち、決議事項4 件につい て審議を行ない、いずれの議案も原案どおり承認可決されました。

項 目

開 催 日 時 総 代 数 出 席者 数

議 長 議 題・決 議 の 結果 等

質 疑 応 答

傍 聴

開 催 内 容

平成2 9 年7 月4日(火)1 0 時0 0 分∼1 2 時0 0 分(所要時間1 2 0 分) 2 1 8 名(定数2 2 2 名)

1 7 8 名・出席率8 1 .7%

(委任状による出席4 0 名を含めて2 1 8 名・出席率1 0 0%) 取締役 代表執行役社長 根岸 秋男

1 .報告事項

(1 )平成2 8 年度事業報告、貸借対照表、損益計算書、基金等変動計算書、連結貸借対照表、 連結損益計算書および連結基金等変動計算書報告の件

(2 )相互会社制度運営に関する報告の件 2 .決議事項

第1 号議案 平成2 8 年度剰余金処分案承認の件(賛成過半数で原案どおり承認可決) 第2 号議案 基金募集および定款一部変更の件(賛成4 分の3 以上で原案どおり承認可決) 第3 号議案 評議員承認の件(賛成過半数で原案どおり承認可決)

第4 号議案 取締役1 1 名選任の件(賛成過半数で原案どおり承認可決) 質問者数2 3 名・質問数5 1 問

(うち事前書面質問者数2 1 名・質問数4 5 問、席上質問者数4 名・質問数6 問)

*質疑応答におけるご質問とその回答の内容については、次ページ以降をご覧ください。

傍聴者数2 2 名(うち議場内傍聴者数2 2 名、議場外の傍聴者数0 名)

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2

第7 0 回定時総代会 (平成2 9 年7 月4 日開催) におけるご質問と当社回答

[あらかじめ書面でいただいたご質問と当社回答]

Q

平 成2 8 年 度 の 経 常 利 益 は 増 加 し た が、経 常 収 益、経 常 費 用 は と も に 減 少 し て い る。来 年 度 以 降 の業績見通しを教えてほしい。

A

平 成2 8 年 度 は、超 低 金 利 環 境 を ふ ま え、資 産・負 債 の 計 画 的 な コ ン ト ロ ー ル を 実 施 し た 結 果、 経 常 収 益、経 常 費 用 は 概 ね 計 画 ど お り の 減 少 と な っ て い ま す。な お、経 常 利 益 か ら「 キ ャ ピ タ ル 損益」と「臨時損益」を控除した基礎的な期間収益である基礎利益は増加しました。

今 後、金 融 環 境 が 大 き く 変 わ ら な け れ ば、外 貨 建 保 険 や 第 三 分 野 商 品、ス タ ン コ ー プ 社 等 の 業 績 貢 献 や 資 産 運 用 の 高 度 化 等 に よ り、中 期 経 営 計 画 期 間 を 通 じ て 増 収 増 益 基 調 を 確 保 す る 見 通 しです。

Q

「連結」の経常利益が「単体」より少ない要因を教えてほしい。

A

連結対象会社に関する利益計上の方法が、「単体」と「連結」で異なることが主な要因です。 連 結 対 象 会 社 か ら 受 領 し た 配 当 金 は、単 体 で は 経 常 利 益 に 含 み ま す が、連 結 で は、重 複 計 上 を 避 け る た め に、利 益 に 計 上 し て い ま せ ん。ま た、連 結 で は 連 結 対 象 会 社 に 関 す る「 の れ ん 」の 定 期 償却費用を計上します。この結果、連結経常利益が単体経常利益より少なくなっています。

Q

トランプ政権発足に伴う、当社および米国子会社への影響について教えてほしい。

A

現 時 点 で、当 社 お よ び 米 国 子 会 社 へ の 影 響 は 生 じ て い ま せ ん。た だ し、今 後 の ト ラ ン プ 政 権 の 具体的な政策を受けて、米国のビジネス環境等が変化する可能性もあることから、引 き 続 き 動 向 を注視していきます。

Q

2 9 歳以下の総代がいないが、これを是正する対策を教えてほしい。

A

社 員 の 構 成 で は2 9 歳 以 下 が 約5 % と な っ て い ま す が( 平 成2 8 年 度 末 時 点 )、現 時 点 で2 9 歳 以 下 の 総 代 は い ら っ し ゃ い ま せ ん。2 0 代 の 社 員 は、生 命 保 険 加 入 か ら 間 も な く、生 命 保 険 に 興 味 を 持 ち始めたばかりの方が多いことが要因ではないかと考えています。

こ う し た 状 況 を ふ ま え、若 年 層 に も 保 険 事 業 や 総 代 に 対 す る 関 心 を 高 め て い た だ く こ と が 重 要 と 考 え て お り、情 報 提 供 の 工 夫 や、毎 年 全 国 の 支 社 等 で 開 催 す る お 客 さ ま 懇 談 会 に お い て も、 若年層の参加者を増やすなど、さまざまな取組みを行なっています。

Q

人 口 減 少 に よ り 国 内 の 生 命 保 険 マ ー ケ ッ ト が 縮 小 す る な か、1 0 年 後、2 0 年 後 に 想 定 す る 基 礎 利益の水準を教えてほしい。

A

生産労働人口の減少等から、死亡保障マーケットは縮小傾向にあると見込んでいます。 こ う し た 環 境 認 識 を ふ ま え、「M Y イ ノ ベ ー シ ョ ン2 0 2 0 」で は、国 内 生 命 保 険 市 場 に お け る4 つ の 成 長 マ ー ケ ッ ト と し て、「 高 齢 者・退 職 者 」「 女 性 」「 医 療・介 護 等 」「 投 資 型 商 品 」を 位 置 付 け、積 極 的 に 商 品・サ ー ビ ス を 提 供 す る こ と や、海 外 保 険 市 場 で の 収 益 拡 大 に よ り、現 在 の 利 益 水 準 を 確保しつつ、持続的かつ安定的な成長をめざしていきます。

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3

Q

高 齢 社 会 の 進 展 を ふ ま え た、商 品 開 発 の 方 向 性 を 教 え て ほ し い。健 康 増 進 に 向 け た 自 助 努 力 を 支援する商品・サービスを検討してほしい。

A

高 齢 社 会 の 進 展 に 伴 っ て 中 高 年 齢 層 の 医 療・介 護 ニ ー ズ が 高 ま っ て い る こ と を ふ ま え 、シ ン プ ルでわかりやすい医療・介護商品の開発を検討しています。

ま た、お 客 さ ま の 健 康 増 進 に 向 け た 自 助 努 力 を 支 援 す る 商 品 の 開 発・検 討 が 活 発 化 し て お り、 当社でも健康情報を活用した新たな商品・サービスの開発に向けて検討を進めています。

Q

病 気 や ケ ガ 等 で 将 来 働 く こ と が 困 難 と な っ た 子 ど も の た め に、年 金 形 式 で 支 払 わ れ る 遺 族 保 障商品を検討してほしい。

A

「 ベ ス ト ス タ イ ル 」の 特 約 と し て、万 一 の 場 合 に、ご 遺 族 に 所 定 の 期 間 年 金 を お 支 払 い す る「 家 計保障年金特約」を提供しています。その他の商品・特約においても、死亡保険金等を所定の条件 のもとで、一時金ではなく年金形式でお支払いする制度をご用意しています。

Q

金 融 機 関 窓 販 チ ャ ネ ル に お い て も、当 社 の「 ア フ タ ー フ ォ ロ ー」の 考 え 方 を 浸 透 さ せ る こ と が 必要ではないか。また、今後の同チャネルの方向性について教えてほしい。

A

銀 行 窓 販 チ ャ ネ ル に お い て は 、当 社 と 代 理 店 が 協 働 し て ア フ タ ー フ ォ ロ ー を 提 供 す る「 コ ラ ボ レーションサービス」を推進しており、日常の活動を通じてその浸透に努めています。

今 後 は、外 貨 建 保 険 の 販 売 な ど、商 品 ラ イ ン ア ッ プ を 拡 充 す る と と も に、ご 契 約 者 専 用W E B サ イト「M Y ほけんページ」の充実等による事務・サービスの高度化や営業支援態勢の強化に取り組 んでいきます。

Q

若年層向け商品である「ライト!シリーズ」が評価されている点を教えてほしい。

A

「 か ん た ん 保 険 シ リ ー ズ ラ イ ト! B y 明 治 安 田 生 命 」は、発 売 以 来 幅 広 い 層 に ご 好 評 を い た だ い て お り、平 成2 9 年5 月 末 ま で に3 2 万 件 を 超 え る ご 契 約 を い た だ い て い ま す。そ の な か で も 最 も 販 売 件 数 の 多 い「 明 治 安 田 生 命 じ ぶ ん の 積 立 」は、低 金 利 環 境 が 継 続 す る な か で、① 満 期 時 の 受 取 率 が1 0 3 %、② 解 約 時 の 返 戻 率 が 常 に1 0 0 % 以 上、③1 口5 , 0 0 0 円 か ら 積 立 で き る 点 が 評 価 され、若年層のみならず多くのお客さまにご加入いただいています。

Q

超低金利環境をふまえた、今後の貯蓄性商品の開発の方向性を教えてほしい。

A

超 低 金 利 環 境 の 継 続 に 伴 い、貯 蓄 性 商 品 の ラ イ ン ア ッ プ の 見 直 し や 予 定 利 率 の 見 直 し を 順 次 実 施 し て お り、若 年 層 を 中 心 と し た 小 口 の 積 立 ニ ー ズ に お 応 え す る た め、平 成 2 8 年 1 0 月 か ら

「 明 治 安 田 生 命 じ ぶ ん の 積 立 」を 発 売 し ま し た。さ ら に、為 替 リ ス ク 等 を 取 っ て も 高 い 利 回 り を 追求したいとのニーズに応えるために、新たな投資型商品として、外貨建保険を平成2 9 年8 月に 発売予定です。

今 後 も 市 中 金 利 等 の 状 況 を 注 視 し つ つ、お 客 さ ま の 貯 蓄 性 商 品 の ニ ー ズ を ふ ま え た 商 品 ラ イ ンアップの充実に取り組みます。

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4

Q

有 効 求 人 倍 率 が 上 昇 し て い る な か、営 業 職 員 の 定 着 率 の 向 上 に ど の よ う に 取 り 組 ん で い る か 教えてほしい。

A

前中期経営計画では、営業職員数が約2 , 0 0 0 人増加しましたが、定着率の向上が主な要因です。 ま た、採 用 環 境 の 激 化 を ふ ま え、平 成2 9 年8 月 か ら ス タ ー ト す る 新 営 業 職 員 制 度 で は、入 社 時 給 与 を 業 界 ト ッ プ レ ベ ル に 引 き 上 げ、競 争 力 を 高 め ま す。さ ら に、ア フ タ ー フ ォ ロ ー 等 を 着 実 に 遂 行 す る 営 業 職 員 に は、固 定 給 を 引 き 上 げ て 安 定 的 な 処 遇 を 実 現 し、高 能 率 で 契 約 の 継 続 状 況 が良好な営業職員は、より高い水準の処遇が得られる体系としています。

あ わ せ て、初 期 育 成 組 織・育 成 指 導 者 の 増 強、教 育 手 法 の 充 実 な ど、育 成 態 勢 を 強 化 し て、定 着 率のいっそうの向上を図っていきます。

Q

所 属 長 が 営 業 職 員 を 評 価 す る 新 制 度 の ね ら い と、顧 客 よ り も 上 司 の 方 を 向 い て 仕 事 を す る 懸 念を取り除く対策について教えてほしい。

A

新 営 業 職 員 制 度 で は、ア フ タ ー フ ォ ロ ー 活 動 等 の 実 績 評 価 に 加 え て、所 属 長 が 個 々 の 営 業 職 員 の お 客 さ ま 対 応 品 質 を 定 性 的 に 評 価 し、処 遇 に 反 映 す る 仕 組 み を 導 入 し て い ま す。こ の 評 価 の 対 象 は、お 客 さ ま 対 応 時 の マ ナ ー、苦 情 等 の「 お 客 さ ま の 声 」、コ ン プ ラ イ ア ン ス、営 業 プ ロ セ ス の 取 組 状 況 と し て お り、高 い 水 準 の お 客 さ ま 対 応 力 と 販 売 ス キ ル を 兼 ね 備 え た、優 秀 な 人 財 の育成・確保がねらいです。

Q

病 気 や ケ ガ に よ る 保 険 金 等 の 請 求 が 発 生 し な か っ た 場 合 に、お 祝 金 が 支 払 わ れ る 商 品 を 提 供 してほしい。

A

一 定 の 期 間、入 院 給 付 金 等 の 受 け 取 り が な い 場 合 に、い わ ゆ る「 無 事 故 給 付 金 」が 支 払 わ れ る 商 品 は、一 定 の ニ ー ズ が あ る と 認 識 し て い ま す が、「 無 事 故 給 付 金 」が 支 払 わ れ な い 商 品 と 比 較 し て、一 般 的 に 保 険 料 が 高 く な る た め、お 客 さ ま の ニ ー ズ と 保 険 料 の バ ラ ン ス を 考 慮 す る 必 要 があると考えています。

今後も、多様化するお客さまニーズに応えられるよう商品開発に努めていきます。

Q

日帰り手術に対応できる医療保障があるか教えてほしい。高齢者向けのわかりやすい商品を検 討してほしい。

A

「ベストスタイル」「メディカルスタイル F」の特約として、入院を伴わない日帰り手術や放射 線治療を保障する「外来時手術保障特約」を提供しています。

ま た 、シ ニ ア 層 の ニ ー ズ を ふ ま え 、シ ン プ ル で わ か り や す い 医 療 保 険 の 開 発 を 検 討 し て い ま す 。

Q

今後、個人型の確定拠出年金(i D e C o )を取り扱う予定があるか教えてほしい。

A

個 人 型 の 確 定 拠 出 年 金(i D e C o )に つ い て は、平 成 1 4 年 1 月 の 制 度 発 足 時 か ら 取 り 扱 っ て お り、現 在 は 専 用 チ ラ シ の 配 布 等 を 通 じ、当 社 ホ ー ム ペ ー ジ や コ ー ル セ ン タ ー 経 由 で お 申 し 込 み を 受 け 付 け て い ま す。ま た、平 成2 9 年1 月 か ら の 利 用 対 象 者 の 拡 大 に 伴 い、投 資 初 心 者 向 け に 運 用 商 品 を 厳 選 し て、運 営 管 理 手 数 料 を 抑 え た 新 プ ラ ン を 提 供 し、新 し い お 客 さ ま に ご 加 入 い た だけるよう取り組んでいます。

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5

Q

法人契約における成立前確認の省略基準や、不成立となる基準について教えてほしい。

A

契 約 成 立 前 の 確 認 に つ い て は、一 定 の 基 準 を 設 け て 省 略 し て い ま す が、支 社 の 裁 量 に よ る 省 略は行なっていません。

事 前 確 認 の 結 果、法 人 の 実 在 や 被 保 険 者 の 在 籍 が 確 認 で き な い 場 合 等 に は、契 約 を お 断 り さ せていただくケースがありますが、具体的な不成立の基準については開示しておりません。

Q

「明治安田生命=アフターフォロー」のイメージ定着のため、また、お客さま満足度の向上を図る ための取組みについて教えてほしい。

「M Y 長寿ご契約点検制度」の実施等が、お客さま満足度の向上につながっていると考えており、 今後もこうした取組みを進めてほしい。

A

「 明 治 安 田 生 命 = ア フ タ ー フ ォ ロ ー」の イ メ ー ジ の 定 着、お よ び お 客 さ ま 満 足 度 の 向 上 に 向 け た 重 点 的 な 取 組 事 項 と し て、営 業 職 員 を 通 じ た ホ ス ピ タ リ テ ィ あ る「 定 期 点 検 活 動 」等 の 取 組 み、「M Y 長 寿 ご 契 約 点 検 制 度 」や「M Y 安 心 フ ァ ミ リ ー 登 録 制 度 」の 取 組 み、テ レ ビ C M や 新 聞 広 告等によるP R 等を実施しています。

今後もお客さま満足度の向上に向けて取組みを強化していきます。

Q

お 客 さ ま 満 足 度 に つ い て、満 足 度 が 過 去 最 高 値 と な り、不 満 が 減 少 し て い る が、そ の 要 因 を ど のように分析しているか教えてほしい。

A

平 成1 7 年 の 行 政 処 分 以 降、お 客 さ ま を 大 切 に す る 会 社 の 実 現 に 向 け、「 お 客 さ ま の 声 」を 政 策 に 反 映 す る と と も に、従 業 員 に よ る ボ ト ム ア ッ プ 活 動 を 通 じ た 企 業 風 土 の 醸 成 に 努 め て き ま し た。そ の 結 果、全 従 業 員 に、お 客 さ ま を 大 切 に す る 意 識 が 着 実 に 浸 透 す る と と も に、ア フ タ ー フ ォ ロ ー の 充 実 に 向 け た 行 動 の 実 践 に つ な が っ て い ま す。こ の よ う な、お 客 さ ま を 大 切 に す る 取 組 み の 地 道 な 積 み 重 ね が お 客 さ ま に 評 価 さ れ、お 客 さ ま 満 足 度 の 向 上、お よ び 不 満 の 減 少 に つながったと考えています。

Q

独居の高齢者の保険金等手続きにおける今後の対応策について教えてほしい。

A

ご 高 齢 の お 客 さ ま に は、定 期 訪 問 の ほ か に、「M Y 長 寿 ご 契 約 点 検 制 度 」に よ り 長 寿 の 節 目 に、 保 険 金・給 付 金 等 の ご 請 求 の 有 無 を 当 社 か ら 能 動 的 に 確 認 し て い ま す。ま た、ご 契 約 者 と 連 絡 が つ か な い 場 合 の 確 認 先 と し て「 第 二 連 絡 先 」の 登 録 を 進 め て い ま す。な お、独 居 で 高 齢 の お 客 さ ま が、ご 自 身 で は 入 院 給 付 金 等 の お 手 続 き が 困 難 な 場 合 等 に は、あ ら か じ め ご 指 定 い た だ い た 代理請求人からお手続きいただける制度を取り扱っています。

さ ら に、独 居 の お 客 さ ま が お 亡 く な り に な っ た 事 実 を 当 社 が 把 握 し た 場 合、死 亡 保 険 金 受 取 人 に ご 連 絡 し、ご 請 求 を ご 案 内 し て い ま す。死 亡 保 険 金 受 取 人 に ご 連 絡 が つ か な い 場 合 は、役 場 照会等により調査しています。平成3 0 年4 月からは、死亡保険金受取人のご住所等を登録いただ く制度を開始し、迅速・確実なお手続きに繋げていきます。

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6

Q

保険料のクレジットカード払いの導入を検討してほしい。

A

保 険 料 の お 払 込 方 法 を 給 与 引 去 り と す る ご 契 約 等 で は、第1 回 保 険 料 を 現 金 で お 払 込 み い た だ い て い ま す が、現 中 期 経 営 計 画 期 間 中 に ク レ ジ ッ ト カ ー ド で の お 払 込 み の 導 入 を 予 定 し て い ま す。一 方 で、ク レ ジ ッ ト カ ー ド 払 い は、口 座 振 替 に 比 べ て 利 用 手 数 料 が 高 い 収 納 方 法 で あ り、 ご 契 約 後2 回 目 以 降 の 保 険 料 に つ い て は、現 時 点 で は ク レ ジ ッ ト カ ー ド 払 い の 導 入 は 予 定 し て いません。

Q

省 資 源省 力 化 の 観 点 か ら、約 款 等 に 関 し て イ ン タ ー ネ ッ ト の 活 用 等 に よ る 簡 素 化 を 検 討 し て ほしい。

A

お客さまの利便性向上と紙資源の削減のため、平成2 6 年6 月発売の「ベストスタイル」から、ご 契 約 時 に お わ た し す る「 約 款 」を ホ ー ム ペ ー ジ 上 で 閲 覧 で き る 仕 組 み を 導 入 し、以 降、順 次 対 象 商品を拡大しています。

ま た、ご 契 約 者 専 用 W E B サ イ ト「M Y ほ け ん ペ ー ジ 」で も、ご 契 約 者 の 契 約 内 容 に 即 し た 約 款 を閲覧できる機能を一部追加し、利便性を向上しています。

Q

スマートフォンのアプリの活用など、健康増進等のサービスについて教えてほしい。

A

平 成2 9 年6 月 か ら、企 業・団 体 の「 健 康 経 営 」を 支 援 す る た め、ヘ ル ス ケ ア 分 野 の ス タ ー ト ア ッ プ 企 業 で あ る F i N C 社 と の 共 同 開 発 に よ る 、健 康 経 営 支 援 プ ロ グ ラ ム「M Y 健 康 増 進 サ ー ビ ス 」を ス タ ー ト し ま し た。同 プ ロ グ ラ ム で は、従 業 員 の 日 々 の 健 康 活 動・身 体 デ ー タ を も と に、人 工 知 能 を 活 用 し て、個 人 ご と に 最 適 化 し た 運 動 や 食 事 の ア ド バ イ ス を 行 な う、ス マ ー ト フ ォ ン の ア プ リ 等 を 提 供 し て い ま す。引 き 続 き、新 た な テ ク ノ ロ ジ ー や 健 康 情 報 等 を 活 用 し た、商 品・サ ー ビスを検討していきます。

Q

お 客 さ ま 懇 談 会 で、高 齢 の 参 加 者 か ら、タ ブ レ ッ ト 端 末 を 利 用 し た 事 務 手 続 き が 難 し い と の 意 見があったが、会社の考え方を教えてほしい。

A

お 手 続 き の 簡 素 化・迅 速 化、不 備 の 縮 減 等 の 実 現 に 向 け、タ ブ レ ッ ト 型 端 末 に よ る 電 子 手 続 き を 導 入 し て い ま す。ま た、お 客 さ ま が ス ム ー ズ に お 手 続 き い た だ け る よ う、営 業 職 員 へ の 教 育・ 指導や電子画面の表記・表現もわかりやすい記載とする取組みを進めています。

お 手 続 き を 実 施 さ れ た お 客 さ ま の ご 意 見 等 を 参 考 に、引 き 続 き タ ブ レ ッ ト 端 末 の 使 い や す さ や電子手続きのわかりやすさの向上に努めていきます。

Q

ホームページで、契約内容や給付金の請求可否が確認できるようにしてほしい。

A

ご 契 約 者 専 用W E B サ イ ト「M Y ほ け ん ペ ー ジ 」に 登 録 い た だ く こ と で、契 約 内 容 を ご 確 認 い た だ く こ と が 可 能 で す。ま た、入 院 や 手 術 を さ れ た 場 合 の 給 付 金 の 請 求 可 否 の 判 定 機 能 や、給 付 金 額の試算機能の導入に向けて、開発を進めています。

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7

Q

未 婚 者 や 事 実 婚 な ど、ラ イ フ ス タ イ ル が 多 様 化 し て い る が、生 命 保 険 契 約 の 受 取 人 に 親 族 以 外 を指定できるか教えてほしい。

A

ご 契 約 者 と、指 定 さ れ た 保 険 金 受 取 人 と の 関 係 等 を 確 認 し た う え で、親 族 以 外 の 方 を 指 定 で きる取扱いとしています。

Q

将 来、介 護 型 療 養 病 床 が 廃 止 さ れ る 可 能 性 が あ る が、療 養 病 床 で 入 院 し た 場 合 の 給 付 金 の 取 扱 いについて教えてほしい。

A

入 院 給 付 金 等 の お 支 払 い に つ い て は、病 床 の 種 類 に よ る 一 律 的 な 区 分 は し て お ら ず、「 医 療 法 に 定 め る 病 院 ま た は 入 院 施 設 を 有 す る 診 療 所・ク リ ニ ッ ク 」へ の「 治 療 を 目 的 と し た 入 院 」で あ る こ と を 条 件 に し て い ま す。た だ し、公 的 介 護 保 険 の み が 適 用 さ れ る 入 院 の 場 合 は、一 部 の 特 約 でお支払いの対象外となります。

今後も治療目的である入院等を保障対象とする現行取扱いを継続する予定です。

Q

日本を代表する企業が海外投資の失敗により巨額の赤字を計上しているが、当社の海外投資戦 略について教えてほしい。

A

海 外 投 資 戦 略 に お い て は 、当 社 の「 健 全 性 」を 損 な わ な い よ う 経 営 体 力 等 を 勘 案 の う え 、「 収 益 性 」、「 成 長 性 」の 観 点 か ら 取 組 案 件 を 厳 選 し て い ま す 。ま た 、投 資 後 は 想 定 し た 投 資 効 果 が 得 ら れ て い る か ど う か を 常 時 検 証 す る 態 勢 を 構 築 し て お り 、当 社 に よ る 適 切 な ガ バ ナ ン ス 態 勢 の も と 、投 資 先 の 収 益 力 向 上 に 努 め て い ま す 。な お 、現 在 の 海 外 保 険 事 業 は 概 ね 順 調 に 推 移 し て い ま す 。

Q

スタンコープ社の業績が好調である要因を教えてほしい。

A

平成2 8 年度は、団体保険分野を中心に新契約販売等が良好に推移したことから、2 期連続で増 収 を 確 保 し ま し た。ま た、グ ル ー プ 基 礎 利 益 へ の 貢 献 額 も 約2 4 0 億 円 と な り、グ ル ー プ 業 績 の 安 定 成 長 に 寄 与 し、買 収 時 の 想 定 を 上 回 る 実 績 を 確 保 し て い ま す。そ の 背 景 に は、同 社 の 強 み で あ る、「 ブ ロ ー カ ー チ ャ ネ ル と の 強 固 な 信 頼 関 係 」、「 盤 石 な 顧 客 基 盤 」、「 堅 実 な ビ ジ ネ ス モ デ ル 」、 さ ら に、「 当 社 同 様 に お 客 さ ま を 大 切 に す る 企 業 理 念 を 掲 げ、そ れ が 広 く 浸 透・定 着 し て い る こ と」等が挙げられます。

Q

資産運用における成長分野への取組みについて教えてほしい。

A

平 成2 9 年4 月 に ス タ ー ト し た 中 期 資 産 運 用 計 画 で は、平 成2 9 年3 月 ま で 取 り 組 ん で き た「 成 長 分 野 へ の 投 融 資 」の 発 展 形 と し て、今 後3 年 間 で 5 , 0 0 0 億 円 を 目 標 と し た「 サ ス テ イ ナ ビ リ テ ィ 投 融 資 」に 取 り 組 ん で い き ま す。取 組 み の 例 と し て は、環 境 保 護・社 会 問 題 の 解 決 等 を 資 金 使 途 と す る 債 券 へ の 投 資 や、コ ー ポ レ ー ト ガ バ ナ ン ス に 着 目 し た フ ァ ン ド へ の 投 資 等 の、い わ ゆ る E S G 分 野 に 加 え、鉄 道・航 空 機 等 の イ ン フ ラ 整 備 や 再 生 可 能 エ ネ ル ギ ー 関 連 の ほ か、地 方 創 生 や イノベーション分野への投融資等を想定しています。

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(10)

8

Q

明 治 安 田 ア セ ッ ト マ ネ ジ メ ン ト を 通 じ た 運 用 割 合 と 他 社 の 運 用 成 果 と の 比 較 に つ い て 教 え て ほしい。

A

当 社 の 資 産 運 用 は 基 本 的 に 明 治 安 田 生 命 本 体 で 行 な っ て い ま す。子 会 社 で あ る 明 治 安 田 ア セ ット マ ネ ジ メ ント を 通 じ た 運 用 金 額 が 一 般 勘 定 資 産 に 占 め る 割 合 は、平 成2 8 年 度 末 で1 % 程 度です。

な お、明 治 安 田 ア セ ッ ト マ ネ ジ メ ン ト に つ き ま し て は、定 量 的 な 実 績 面 で 評 価 さ れ て い る こ と に 加 え、定 性 的 に も 高 い 評 価 を い た だ い て お り、他 の 資 産 運 用 会 社 と 比 較 し て も 遜 色 な い も のと考えています。

Q

A I(人工知能)を活用した保険相談、保険商品の開発、サービス提供の検討状況について教えて ほしい。また、人件費削減の観点からの活用について、検討状況を教えてほしい。

A

保 険 引 受 や 支 払 査 定 等 の「 判 断 業 務 」に 加 え、お 客 さ ま や 営 業 拠 点 等 か ら の「 照 会 対 応 業 務 」、 デ ー タ 分 析 か ら 新 た な 施 策 を 立 案 す る「 行 動 提 案 業 務 」の3 つ を 人 工 知 能 の 活 用 領 域 に 定 め、保 険 引 受、支 払 査 定、資 産 運 用、営 業 職 員 チ ャ ネ ル 等 へ の 活 用 を 中 心 に、実 装 に 向 け た 具 体 的 な 検 討、実 証 実 験 を 進 め て い ま す。特 に 判 断 業 務 に お け る A I の 活 用 は、業 務 効 率 化 と 将 来 の 要 員 の 削 減や、より創造的な分野への要員のシフトに繋がると考えています。

Q

多 く の 女 性 が 活 躍 す る た め に、「 働 き 方 改 革 」で 工 夫 し て い る 制 度 や 退 職 者 再 雇 用 等 に つ い て 教えてほしい。

A

平 成2 8 年 度 か ら「 働 き 方 改 革 」を 展 開 し、会 社 を 挙 げ て 業 務 の 効 率 化・余 力 の 活 用 等 を 推 進 し て い ま す。ま た、フ レ ッ ク ス タ イ ム 制 等 の 勤 務 時 間 の 弾 力 化 に 加 え て、テ レ ワ ー ク の 活 用 等 に よ り 多 様 で 柔 軟 な 働 き 方 を 選 択 で き る よ う な 職 場 環 境 づ く り を 推 進 し、ワ ー ク・ラ イ フ・バ ラ ン ス の実現に努めています。

退 職 者 再 雇 用 と し て は、結 婚・出 産、配 偶 者 の 転 勤 や 育 児 等 に よ り 退 職 し た 元 職 員 の 再 入 社 を 認 め る 制 度 を 準 備 し て い ま す。制 度 登 録 者 数 は2 5 8 人、平 成2 9 年4 月 の 再 入 社 実 績 は2 人 と な っ ています。

Q

オ リ ン ピ ッ ク 開 催 を 控 え、ス ポ ー ツ が 盛 り 上 が っ て い る が、当 社 も ス ポ ー ツ へ 積 極 的 な 支 援 を してほしい。

A

「地域社会への貢献」との観点から、平成2 7 年にJリーグと「タイトルパートナー契約」を締結し ました。全国8 6 支社等が全5 4 クラブ等と個別にスポンサー契約を締結し、地域のみなさまと一緒に 地元クラブを応援するとともに「小学生向けサッカー教室」を開催しています。また、「次世代トップ アスリート 応援プロジェクト ∼めざせ世界大会∼」として、若手アスリートに対する支援を実施し ています。現在、オリンピック特別強化指定選手を含む計7 名のアスリートを支援しています。

Q

超低金利環境が継続するなか、資産運用面での新たな取組みがあれば教えてほしい。

A

国内の超低金利環境下での収益力向上への対応として、平成2 9 年4 月からスタートした中期資産 運用計画に基づいて、クレジット投融資の強化に本格的に取り組んでいます。向こう3 年間で国内 8 ,0 0 0 億円、海外8 ,0 0 0 億円の計1 兆6 ,0 0 0 億円の投融資を計画しており、取組みを支える態勢整備 の一環として、平成2 9 年4 月に国内外のクレジット資産を所管する「クレジット投資部」を新設し、 また個別案件の審査業務の強化のため、運用審査部に「海外運用審査グループ」を新設しました。

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9

Q

「 子 ど も の 名 前 調 査 」等 の 多 種 多 様 な ア ン ケ ー ト を 実 施 し て い る が、テ ー マ の 選 定 基 準 や 費 用 対効果について教えてほしい。

A

ア ン ケ ー ト 調 査 は、当 社 の 取 組 み や 社 会 情 勢 等 を ふ ま え、多 く の 方 々 に 関 心 を 持 っ て い た だ け る よ う な テ ー マ を 選 定 し、「 子 ど も の 名 前 調 査 」「 い い 夫 婦 の 日 」「 理 想 の 上 司 」に 関 す る ア ン ケートなど、年6 回実施しており、高い評価を得ています。

テーマ選び・分析・報告書作成を当社職員が行なっており、費用は社外業者のW E B 調査費のみ と、最小限にとどめています。

効 果 は、調 査 結 果 が 当 社 名 と あ わ せ て、多 く の メ デ ィ ア で 報 道 さ れ て お り、当 社 の 認 知 度・好 感度向上に大きく貢献しているものと認識しています。

Q

近年の資金調達の目的を教えてほしい。また、今後の基金募集の見通しについて教えてほしい。

A

基 金 募 集 等 を 通 じ た 資 本 増 強 は、自 己 資 本 を 充 実 さ せ、経 営 基 盤 を よ り い っ そ う 強 固 な も の と す る こ と が 目 的 で あ り、今 後 導 入 が 予 定 さ れ る 国 際 的 な 経 済 価 値 ベ ー ス の ソ ル ベ ン シ ー 規 制 へ の 対 応 も ふ ま え て 実 施 し て い ま す。今 後3 年 間 で 自 己 資 本 を5 , 0 0 0 億 円 拡 大 す る 予 定 で す。資 本 増 強 は 内 部 留 保 の 積 み 増 し が 基 本 で す が、基 金 や そ の 他 の 資 本 調 達 手 段 も 一 定 程 度 活 用 し つ つ財務基盤のさらなる強化を図る方針です。

Q

リ ー グ の「 タ イ ト ル パ ー ト ナ ー 契 約 」な ど、今 後 も ス ポ ー ツ・芸 術・文 化 等 で 地 域 に 根 差 し た 社会貢献を続けてほしい。

A

今 後 もJリ ー グ 支 援 の 強 化 等 を 通 じ て、地 域 社 会 の 活 性 化 に 繫 が る ス ポ ー ツ 支 援 を 推 進 し ま す。な お、文 化・芸 術 の 振 興 に つ い て は、公 益 財 団 法 人 明 治 安 田 ク オ リ テ ィ オ ブ ラ イ フ 文 化 財 団 を通じて、公募による地域の伝統文化維持や後継者育成費用助成を実施しています。

Q

無料のL I N E スタンプの追加配信を検討してほしい。

A

幅 広 い 世 代 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ツ ー ル と し て 活 用 さ れ て い るL I N E の 公 式 ア カ ウ ン ト を 開 設 し、ス タ ン プ を 配 信 し ま し た。配 信 し た ス タ ン プ は1 6 種 類 で、当 社 商 品 キ ャ ラ ク タ ー の「 ラ イ ト! く ん 」「 う さ り ん 」「 か め ろ ん 」を 使 用 す る こ と で、当 社 の 存 在 を よ り 身 近 に 感 じ て い た だ け る 内 容 に し て お り、約3 4 0 万 人 に ダ ウ ン ロ ー ド い た だ い て い ま す。今 後 第2 弾 の ス タ ン プ 配 信 を 予定しています。

Q

評議員会の審議事項を教えてほしい。また、総代に議事録を公開してほしい。

A

評 議 員 会 の 審 議 事 項 は、総 代 会 に 報 告 す る よ う 定 款 に 定 め て お り、議 案 書 内 に 記 載 し て い ま す。昨年度は、決算関連に加えて、中期経営計画の策定等を審議しました。

な お 、評 議 員 会 は 、社 内 決 裁 前 の 重 要 な 経 営 方 針 に 関 す る 事 項 も 審 議 し て い る こ と か ら 、現 在 は 具 体 的 な 審 議 内 容 を 社 外 公 表 し て い ま せ ん が 、開 示 で き る 内 容 等 に つ い て 今 後 検 討 い た し ま す 。

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1 0

[当日席上でのご質問と当社回答]

Q

株主議決権について教えてほしい。スチュワードシップ活動について教えてほしい。

A

当社は資産運用の一環として株式投資も行なっていますが、株主議決権とは、当社が株式を保 有している投資先企業に対する、株主の立場での議決権を意味しています。

スチュワードシップ活動については、平成2 9 年5 月に日本版のスチュワードシップ・コードが 改 訂 さ れ、そ の な か で 第 三 者 委 員 会 設 置 な ど の ガ バ ナ ン ス 態 勢 の 整 備 や 個 別 の 議 決 権 行 使 結 果 の開示が求められ、個別議決権の行使結果の開示が適切でないと考えられる場合は、その理由を 説 明 す べ き と さ れ て い ま す。当 社 は 一 般 勘 定 と 特 別 勘 定 で 異 な る 議 決 権 行 使 基 準 を 有 し て い ま す が、そ れ ぞ れ に つ い て、個 別 の 議 決 権 行 使 結 果 の 開 示 の 方 向 性 を 慎 重 に 検 討 し て お り、8 月 か ら9 月を目途に検討結果を公表する予定です。

また、機関投資家として長期的な視点から投資先企業の持続的な成長を支援することにより、 その成果を享受し、お客さまに還元する取組みを展開していきます。

Q

海 外 保 険 事 業 を 担 う 人 財 育 成、海 外 子 会 社 へ の ガ バ ナ ン ス 強 化 や そ の 他 重 視 し て い る 取 組 み について教えてほしい。

A

グ ロ ー バ ル 人 財 の 育 成 に つ い て は、前 中 期 経 営 計 画 期 間 中 に 専 門 人 財 育 成 プ ロ グ ラ ム を 策 定 し、評 価 や 処 遇 の 見 直 し の ほ か、積 極 的 な 職 務 ロ ー テ ー シ ョ ン 等 を 通 じ て 人 財 強 化 を 図 っ て き ました。

海 外 保 険 事 業 を 支 え る 優 秀 人 財 の 確 保 は 喫 緊 の 課 題 で あ り、現 中 期 経 営 計 画 に お い て も、一 定 以 上 の 語 学 力 水 準 や 海 外 勤 務 経 験 を 設 定 し、採 用・育 成 の 両 面 か ら 計 画 的 な 人 財 育 成 を 推 進 しています。

また、グローバルリーダーとなり得る人財の裾野の拡大および質の向上に加え、海外子会社等 の経営管理に必要な専門性を有する人財の育成についても推進しております。

な お、ス タ ン コ ー プ 社 と は 経 営 層 レ ベ ル の 交 流 に 加 え、実 務 レ ベ ル に お い て も、グ ロ ー バ ル 部 門別会議やトレーニー派遣等を通じた交流を推進しています。

ガ バ ナ ン ス に つ い て は、お 客 さ ま 志 向 等 の 当 社 と 共 通 の 価 値 観 を 有 す る ス タ ン コ ー プ 社 の 経 営 陣 に 業 務 執 行 を 委 ね る 一 方 で、当 社 役 職 員 を 取 締 役 と し て 派 遣 し、取 締 役 会 等 を 通 じ た 業 務 執行の監督やモニタリングを実施しています。

ま た、海 外 子 会 社 の 重 要 事 項 の 決 裁 に あ た っ て は、当 社 が 決 定 に 関 与 し、当 社 の 承 認 等 が 必 要 と な る 枠 組 み を 構 築 す る と と も に、会 計・内 部 監 査・内 部 通 報 等 の 多 岐 に わ た る モ ニ タ リ ン グ を 実 施 し て い ま す。引 き 続 き、経 営 陣 や 従 業 員 と の 対 話 を 基 本 に、グ ル ー プ 経 営 管 理 態 勢 の 高 度 化 を図っていきます。

Q

5 月 に 世 界 規 模 で ラ ン サ ム ウ ェ ア の 被 害 が 発 生 し た が、当 社 に お け る サ イ バ ー 攻 撃 へ の 対 策 に ついて教えてほしい。

A

現 時 点 ま で に ラ ン サ ム ウ ェ ア に よ る 被 害 は 発 生 し て い ま せ ん。サ イ バ ー 攻 撃 へ の 対 策 と し て は、外 部 機 関 に よ る 第 三 者 評 価 を ふ ま え、ロ ー ド マ ッ プ を 策 定 の う え、技 術 的・人 的 対 策 を 実 施 し て お り、国 内 関 連 会 社 に つ い て も 原 則 と し て 共 通 の 基 盤 に 移 行 し て い ま す。ま た、サ イ バ ー 攻 撃 対 策 の た め の 専 門 組 織 を 立 ち 上 げ、社 外 の 情 報 共 有 機 関 と 連 携 の う え、情 報 収 集・定 期 的 訓 練・対応手順の高度化等に努めています。

サ イ バ ー 攻 撃 は 日 々 高 度 化・増 加 し て お り、今 後I C T を 積 極 的 に 利 活 用 し て い く な か で、会 社 経 営 上 の 最 重 要 の テ ー マ と し て 厳 重 に 警 戒 す る と と も に、不 断 の 態 勢 整 備・対 策 の 高 度 化 に 努 めていきます。

なお、当社の営業用端末には個人情報や業務データの保管・保存はしていません。

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1 1

Q

上 場 会 社 で は、株 主 総 会 で の 議 決 権 行 使 の 状 況 を 開 示 し て い る が、当 社 に お い て は、総 代 会 で の決議状況を開示する予定があるか教えてほしい。

A

現 時 点 で は、決 議 さ れ た 旨 の 開 示 を 行 な っ て い ま す。な お、当 社 で は 株 式 会 社 の 開 示 状 況 を 標 準 と し て 情 報 開 示 を 積 極 的 に 行 な っ て お り、引 き 続 き 上 場 会 社 の コ ー ポ レ ー ト ガ バ ナ ン ス の 対 応状況等を参考に、総代会における決議状況の開示レベルを検討していきます。

Q

今 春、文 部 科 学 省 に よ る 組 織 的 な 天 下 り に 関 し て、当 社 顧 問 の 報 道 が あ っ た が、就 任 の 経 緯 と その人物および当社の現在の関係について教えてほしい。

A

行 政 機 関 や 一 般 企 業 の 出 身 者 に つ い て は、幅 広 い 知 見 や 職 歴 に 基 づ く 助 言・支 援 等 を 目 的 に 嘱 託 契 約 を 締 結 し て お り、報 道 に あ っ た 当 社 顧 問 は、過 去 に 法 令 に 基 づ き 適 切 に 対 応 し た う え で、当 社 嘱 託 等 就 業 規 則 に 則 り 非 常 勤 嘱 託 と し て 勤 務 し て い ま し た。な お、当 該 顧 問 と 現 在 は 契 約していません。

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明治安田生命の現況 2 0 1 7 4 3

総代会議事録の閲覧

 総代会の議事録は、本社、法人部(総合法人部、公法人部、広域組織法人部)、支社(全国8 6 支社・3マーケッ ト開発部)に備え置いてあり、社員のみなさまは閲覧いただくことができます。また、当社公式ホームページで 議事内容および質疑応答の要旨をご覧いただけます。

総代会傍聴制度

 社員のみなさまに会社経営に対するご理解を深めていただくための制度で、総代会の傍聴を希望し、所定 の期間内に書面でお申し込みいただいた社員は、原則として会場内または別室のモニター・テレビで総代会 を傍聴することができます。

■   

総代

 社員の代表として選出される総代の定数は定款において2 2 2 人と定めています。総代定数2 2 2 人のうち 2 0 0 人は、地域別選出による1 2 0 人(社員数に比例して全都道府県から1 人以上を選出)と地域別選出によら ない8 0 人に配分し、地域、職業、年齢等を考慮し幅広く選ばれた総代構成となるようにしています。また、2 2 人については、総代選出プロセスの多様化と透明性の強化を目的に導入した「立候補制」(総代となることを 希望される社員からの立候補を受け付け、総代候補者を選定する制度)により選出される総代です。

 総代は、社員の意思を代表し、多様な視点から会社経営を監督するとともに、総代会に出席し、会社との質 疑応答を通じた実質的な審議を行なうことが主な役割です。

 総代定数については、こうした観点から、適正な水準であると考えています。

社員投票

 総代候補者選考委員会で選定された総代候補者については、社員お一人おひとりによる「社員投票」を実 施し、個々の総代候補者について総代として選出することに同意しないとする投票(不信任投票)数が、有権 者数(社員投票を実施する年の7 月末日現在の社員数)の1 0 分の1 に満たない場合は、総代に就任することが 確定します。

 総代の選出については、社員の総意が適正に反映され、総代の構成が広く各層を代表するものとなるよう 選出するために、以上の方法が適切であると考えています。

総代の選出について

・ 総代候補者選考委員会の推薦により選出される総代

総 代 の 選 出 に あ た っ て は、総 代 定 数2 2 2 人 の う ち2 0 0 人 に つ い て は、2 年 ご と に 定 数 の 半 数 を 改 選 し て い ま す。総 代 候 補 者 選 考 委 員 会 は、次 ペ ー ジ の「 総 代 候 補 者 選 考 基 準 」を 定 め、幅 広 い 層の社員から選定した総代候補者を推薦します。

・ 立候補制により選出される総代

2 2 人については、総代候補者選考委員会が総代となることを希 望する社員の立候補を受け付け、立候補者が選出数(2 2 人)を超 える場合は、次ページの地域ブロック別定員数に基づき抽選を 行ない、総代候補者を選定します。

0 2

経営管理体制

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4 4 明治安田生命の現況 2 0 1 7

 総代候補者選考委員会は、社員のなかから総代会で選任された総代候補者選考委員(1 0 人以内)で構成されて います。

 当社は、総代候補者選考委員会の任務を補佐する総代候補者選考委員会事務局の事務局長を社外の人材に委 嘱しており、総代候補者選考過程における会社からの独立性を確保するとともに、透明性の向上に努めています。

  会 社からの諮 問 事 項や経 営 上の重 要 事 項および 社 員からのご意見・ご要望等のうち経営に関する重要事 項を審議する機関として「評議員会」を設置しています。 評議員会は年3 回開催し、審議事項を総代会において 報告しています。

 評議員は、社員または学識経験者のなかから総代会 の承認を経て選出され、評議員数は定款で2 0 人以内と 定められています。

総代候補者選考基準(抜粋) 立候補制の概要

総代候補者の選考方針

総代候補者の選考にあたっては、社員の総意を代表しうるよう、 域、年齢、性別、職業、保険加入期間等の要素を考慮し、非改選の 総代を含め全体として総代の構成が広く各層を代表するものとな るように選考する。

あわせて、社 会 公 共 活 動 への 参 画 の 状 況 、お 客さま懇 談 会 等 に おいて表 明された意 見 等を考 慮して、当会 社 の 経 営に対する具 体 的 意 見 の 提 言および 総 代 会 における実 質 的 な 審 議を期 待で きるかどうかを判 断し、次の視 点から経 営をチェックできる総 代 の構成となるように選考するものとする。

(1)消費者としての視点

消費者、生活者等の見地から経営チェックを行なう視点

(2)経営者としての視点

会社経営者の見地から経営チェックを行なう視点

(3)専門家としての視点

専門家の見地から経営チェックを行なう視点

総代候補者の資格要件

当社の社員(ご契約者)であること

総代会に出席可能であること

生命保険業に理解と関心をもち、社員の代表として、ふさわしい 見識を有していること

他社の総代に就任していないこと

立候補資格

立候補の受付期間の末日現在、社員資格を2 年以上継続して有し ている個人のご契約者(当社および子会社等の役職員を除く) あることを要します。

総代候補者の選定

立候補者数が選出数2 2 人を超えない場合は、立候補者を総代候 補者として選定します。

立候補者数が選出数2 2 人を超えた場合は、下記の地域ブロック 別定員数に基づき、立候補の人数が定員数を超える地域ブロック については、抽選により総代候補者を選定し、定員数を超えない 地域ブロックについては、立候補者を総代候補者として選定しま す。また、定員数に満たない地域ブロックがある場合は、不足する 候補者について、他の地域ブロックで候補者に選定されなかった 立候補者のなかから抽選で選定します。

[地 域ブロック別定員 数]

都道 府県

地 域ブロック 定員 数

合  計 2 2 人

北海 道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島 茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東 京、神奈 川 新 潟、富山、石川、福井、山梨、長 野、岐阜、静岡、愛 知 三重、滋 賀、京都、大阪、兵 庫、奈良、和歌山 鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛 媛、高知 福岡、佐 賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄

2 人 8 人 4 人 4 人 2 人 2 人 北海道東北

中 部・北 陸

中 国・四 国 九 州・沖 縄

平成2 8 年度の評議員会審議事項

平成2 8 年6 月

平成2 7 年度決算の概要について

次期中期経営計画の方向性について

第6 9 回定時総代会決議事項について

平成2 7 年度開催の「お客さま懇談会」で寄せられたご意見ご要 望等のうち当会社の経営に関する重要な事項について 平成2 8 年1 1 月

平成2 8 年度上半期報告について

次期中期経営計画の検討状況について 平成2 9 年2 月

平成2 8 年度決算見通しについて

次期中期経営計画の概要について

E R M の経営への活用に向けた 取組みについて

総代候補者選考委員選考基準

公正公平な観点から総代候補者の選考を行なうことができること

総代候補者選考委員会に出席可能であること

当社の総代または役員もしくは職員ではないこと

当社の社員(ご契約者)であること

生命保険事業および相互会社運営に深い理解と関心を持ち、総代 候補者選考委員としてふさわしい見識を有していること

総 代 候 補 者 選 考 委 員 会

評 議 員 会

評議員会 経 営 管 理 体 制

0 2

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明治安田生命の現況 2 0 1 7 4 5

 業界に先駆けて昭和4 8 年から「お客さま懇談会」を毎年全国で開催しています。平成2 8 年度は平成2 9 年1 月か ら3 月に、全国の支社等9 2 会場で開催し、合計2 ,1 6 2 人のご契約者にご出席いただきました。

 平成2 8 年度のお客さま懇談会は、「平成2 8 年度上半期報告」、「中長期的な経営の方向性について」、「社会貢献 活動への取組みについて」等についてご報告し、ご出席いただいたご契約者から7 ,7 5 1 件の貴重なご意見・ご要望 等をいただきました。

 ご契約者から寄せられたご意見・ご要望等については、総代会・評議員会等において報告するとともに、改善を 要するご意見・ご要望等については、担当部が対応を検討し、経営会議の諮問機関である「お客さまの声」検証委 員会を通じフォローを実施しています。

 また、お客さま懇談会に出席された総代からは、ご出席者の ご意見・ご 要 望 等をふまえ、総 代 会において提 言をいただい ているほか、ご出席されたご契約者から総代が選出されるな ど、お客さま懇談会と総代会が相互に連携する態勢としてい ます。

  平 成 2 9 年 度のお客さま懇 談 会へのお申し込み方 法 等は、 開催日前の一定期間、支社・営業所等の店頭にポスターを掲 示するとともに、ホームページでもご案内しています。ご出席 を希望されるご契約者は、お近くの支社・営業所等にお問い 合わせください。

[平成2 8 年度お客さま懇談会]

ご意 見ご 要望ご質問等(7, 7 5 1件)の内訳 ご出席者(2 ,16 2 人)の構成

職 業 年齢

性 別

ジャーナリスト弁護士 医師・大学 教 授 1 . 3 %

会社役員 自営業 3 8 .2%

会 社 員 2 9 .9 % 主 婦 16 .7 %

その 他

13 .9 % 3 1∼4 0 歳

11 .7 %

4 1∼5 0 歳 18 .7 %

5 1∼6 0 歳 2 4 .7 % 6 1∼7 0 歳

2 8 . 3 % 7 1歳∼ 11 .4%

∼3 0 歳 5 . 2 %

男性 5 5 . 3 % 女 性

4 4 .7 %

事 務 対応お手 続 関連 9 .7 %

営業 サービス関連

2 7. 6%

商品関連 2 4 . 6% 経営 全 般

14 . 0 % C M・C S R・

社 会貢 献 活動関 連 12 .7 %

お客さま懇談会の運営について 1 0 . 2 %

資 産 運 用関連 1 . 2 %

7,7 5 1件 お客さま懇談会

お 客 さま 懇 談 会

0 2

経営管理体制

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4 6 明治安田生命の現況 2 0 1 7

お客さま懇談会で寄せられた代表的な 「ご意見 ・ ご要望」 と当社の対応状況

「シンプルでわかりやすい保険商品を充実させてほしい」

 近年の単身世帯や女性就業者の増加に伴い、若年層を中心に保険未加入者の増加や保険加入ニーズの多様化が進 展していることをふまえ、「かんたん」「小口」「わかりやすい」をコンセプトとする新たな商品シリーズ「かんたん保険シリ ーズ ライト! B y 明治安田生命」(以下、「ライトシリーズ」と記載)を平成2 8 年1 0 月に創設しました。「ライトシリーズ」 は、新たに発売した、手軽にはじめられ、満期保険金のある積立保険「明治安田生命じぶんの積立」と、手軽に一生涯に わたる万一の保障をご準備いただける、小口の終身保険「明治安田生命ひとくち終身」の2 商品に、お子さまの成長にあ わせ将来の教育費を計画的にご準備いただけるこども保険「明治安田生命つみたて学資」を加えた3 商品でスタートし ました。

 そして平成2 9 年4 月からは、自転車運転中の思わぬ事故によるおケガや賠償事故からお客さまをお守りする保険「明 治安田生命おてがる自転車」と、火災や地震をはじめとする多くの自然災害から、お客さまの大切な家財をお守りする 保険「明治安田生命おまもり家財」の2 商品を「ライトシリーズ」のラインアップに追加し、お客さまに手軽にご加入いた だける保険シリーズとしての魅力をいっそう高めています。

 そのほかの商品においても、「お客さまの声」の分析市場調査等を通じてニーズを的確に捉え、お客さまにわかりや すい商品を開発するという基本方針のもと、確かな安心をお届けする商品ラインアップの拡充に努めています。

ご意見ご 要望

「健全性確保に向けた取組みについて教え てほしい」

ご意見ご 要望

 成長戦略ブランド戦略を支えていくためには、資本規制会計基準等の国際情勢をふまえつつ、自己資本の効率的な 活用と企業価値の向上、経済環境が極度に悪化した場合でも保険金等の確実なお支払いを可能とする財務基盤の維 向上を図っていく必要があります。

 そうしたなかで、サープラスマネジメント型A L M注1の推進やリスク削減に継続的に取り組むとともに、自己資本を着 実に積み増し、リスク耐 性のさらなる向 上に取り組むほか、経 営 上のさまざまな視 点をふまえつつ、「 成 長 性 」「 収 益 性 」「 健 全 性 」のバランスを 取りな がら企 業 価 値 を 持 続 的 に向 上させていくことを目的として、統 合 的リスク管 理

(E R M )注2に基づく先進的な経営管理の浸透定着を図っています。

 資本政策面では、平成2 8 年8 月に基金1 ,0 0 0 億円を募集、1 2 月に国内劣後債1 ,1 5 0 億円を発行し、財務基盤の充実に 努めています。また、今後導入が見込まれる経済価値ベースの規制への対応として、平成3 1 年度末までに、所定の内部 留保と外部調達資本の合計であるオンバランス自己資本を3 兆円まで積み増すことをめざしています。

 生命保険会社における行政監督上の指標の一つであるソルベンシーマージン比率注3は平成2 8 年度末時点で9 4 5 .5

%となり、健全性を示す指標についても、引き続き高い水準を確保しています。

注1 経済価値(市場価額あるいは将来キャッシュフロー等に基づいた市場整合的な価額)で評価した資産価値と負債価値の差額を資本概念(サー プラス)として捉え、その変動リスクをコントロールするA L M(資産と負債の総合的な管理)を、サープラマネジメト型A L Mと呼称しています。 注2 統合的リスク管理(E R M〔E n terprise R isk M anag em en t〕とは、会社全体のリスク、ターン、資本を経済価値ベースで定量的にコントロール

し、スク回避の基本方針を策定する一方、とるべきスクを選好しながら企業価値の最大化をめざす経営管理手法のことを言います。 注3 ソルベンシーマージン比率とは、大災害や株価の暴落等、通常の予測を超えて発生するスクに対応できる「支払余力」を有しているかを判断す

るための行政監督上の指標の一つです。この数値が2 0 0%を下回った場合は、監督当局による業務改善命令等の対象となります。

総代会をはじめ、相互会社 運営に関するご意見お問い合わせは以下のあて先までお寄せください。

〒1 0 0 - 0 0 0 5   東 京 都 千 代 田 区 丸 の 内 2 - 1 - 1 明 治 安 田 生 命 保 険 相 互 会 社 企 画 部 ガバナンス 推 進グル ープ

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